ソラマメブログ

2007年07月29日

(ネタバレ注意)「スノウ・クラッシュ」読み終わり

(ネタバレ注意)(と書くほど説明しちゃいないけど念のため)


「スノウ・クラッシュ」読了。460ページ。
途中うたたねしたりしながら、15時間くらいかかった。

書評に書いてあるのは、最初の50ページぐらいをななめ読みした内容だ。

各言語を学ぶための基礎昨日がすべての人間に備わっているというチョムスキーの話とか、
本で読んで知識として知っただけの内容が、実際はこういう事なんだなと理解できた気がした。

BIOSというとパソコンのしか知らないと違和感があるが、
汎用機をさわらされたオッサンには書いてあることが何を表現したかったかが分かる。

スケボーや脳ハックはサイバーパンク?の象徴なのね。
訳者が漢字に振り仮名形式ではなくカタカナ語を多用してくれたのは、分かりやすくてよかったと思う。


本文の面白さは、導入は面白そう、前半はむつかしくて眠たくなる、中盤から最後までは
だんだん面白くなる。という感じ。

話の中盤から登場する、メタバース内のライブラリアンプログラムの
デーモンの男性が印象に残った。
現実にはいそうに無いが、理想的なライブラリアンの姿がえがかれている。
広大なライブラリの中にある情報はいつでも取り出して、
読み上げたり見せたりしてくれて、ある程度の論理的な関連性も出してくれる、そんなライブラリアン。

主人公との対話内容は実際に読んで楽しんでもらうとして、外見の描写だけでも
素晴らしいので引用する。
うまいアバター制御に使えそうな記述もある。人間らしさの演出だ。

スノウ・クラッシュ snow crash
ニール・スティーブンスン neal stephenson
日暮 雅通 訳
アスキー出版

P111-112

> そのライブラリアン・デーモンは、愛想のいい五十がらみの男性だった。
>銀髪にあご鬚、目は明るいブルー。ワークシャツの上にVネックのセーターを着て、
>目の粗いツイードのようなウールのネクタイをしている。
>ネクタイはゆるめてあり、服の袖はまくってある。
> ソフトウェアのひとつに過ぎない存在ではあるが、彼は楽しそうだった。
>(略)
> 「お呼びでしょうか」ライブラリアンは、気にさわるほど元気がいいわけではなかった。
>背中に回した両手の指を組み合わせ、両足の親指に体重をかけて
>わずかに前に傾きかげんで立ち、眉を上げてハーフグラスの上から期待を込めて覗いている。


p213

> 一瞬、ライブラリアンの目が何か考え込むように宙を見た。
>彼がライブラリにアクセスしていることを示す証拠だ。



SF好きな人にはぜひ読んでもらいたい。
ちなみに私が行った図書館では、「スノウ・クラッシュ(ニール・スティーブンスン)」
の2冊となりに「宝島(R.L.スティーブンスン)」(大佛次郎 訳)があった。今度読もう(^^;)



Posted by march at 22:04│Comments(0)
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